私的経済新聞

自分が気になったニュースを私の視点で文章にしていきます。

ふるさと納税寄付サイト「ふるなび」運営のアイモバイル(6535)が大幅増益、そのビジネスモデルとは?

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ふるさと納税サイトである「ふるなび」を運営しているアイモバイル(6535)が四半期決算を発表しました。ふるさと納税の寄付サイトの収益構造を知りたかった私としては気になっていた決算です。

当第1四半期連結累計期間においては、主力事業であるふるさと納税事業「ふるなび」の好調により、売上高は過去最高を更新し1,736,678千円(前年同期比731.8%)、セグメント利益は915,286千円(前年同期比2317.9%)となりました

前年比で2317%増って23倍も利益が伸びたということです。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181206445983.pdf

 

これ見る限り、ふるさと納税の寄付サイトの利益率って異常?17億の売上に対して利益が9億で、単純に売上高利益率は52%ってことになります。

ふるさと納税の手数料は10%程度とされています。ということは1Qで170億ほどの寄付を集めたって感じですね。

2017年はふるさと納税全体で3653億円が寄付額だったわけですから、ふるなびの存在感はかなり大きい感じですね。

週明けの株式市場では、アイモバイル(6535)は寄らずのストップ高張り付きの展開となっています。

 

ふるさと納税寄付サイトって儲かるのか?

ふるさと納税はユーザーが自治体に寄附をすることで、一定の範囲で税額控除を受けることができるという税法上の仕組みです。その上で、寄付に対して自治体がユーザーに対して返礼品(お礼の品)を送っています。

money-magazine.org

この仕組みが受けて、寄付が急増してマーケットとなっているわけです。寄付は直接自治体-ユーザーではなく、それを仲介するような「寄付サイト(ポータルサイト)」があって、その寄付サイトを経由して寄付が実行されるようになっています。

ユーザーから見ても、お礼の品をネットショッピング感覚で選べる方が楽ですしね。

money-lifehack.com

ふるさと納税の手数料はなんと10%?

東海テレビが取り上げています。

2018年12月6日:東海テレビ

東海テレビは愛知・岐阜・三重の125すべての市町村に対し、昨年度のふるさと納税の受け入れ状況とともに、手数料などとしてポータルサイト運営会社に支払った金額をアンケートで取材しました。手数料や広告料など、サイト側に支払われたのはあわせて19億6千万円あまりで、寄附全体の10.2%、サイトを通じた寄附の11%に上りました。  この割合を昨年度の全国でのふるさと納税の寄附3653億円にそのまま当てはめると、およそ370億円がサイト側に支払われた計算になります。

手数料率は10%、結構な金額が支払われていますね。

<ふるなびのコスト>

  • 寄付に対してAmazonギフト券2%還元
  • アフィリエイト広告に1%程度を設定
  • クレジットカード受付OK(2%程度?)

と考えると、寄付総額の4%程度は販管費でかかりそう。利益は寄付額の5-6%、利益率が50%程度というのも納得できそうなところでしょうか。

 

1Qは駆け込み需要?

総務省規制強化にともなう駆け込み需要があったとされています。

10月は確かに駆け込み需要はすごかったように思われます。8月、9月はそこそこでしたが、10月の寄付額は私が観測している範囲で見ても前年比で10倍以上にはなっていました。

ただし、11月も特段の失速は見られておらず、「ふるさと納税で自治体がなりふり構わぬ年末ラッシュを実施!Amazonギフト券、iPad、旅行券などやりたい放題」の記事でも紹介しているように、12月の方がやりすぎレベルで各自治体が取り組んでおり、寄付額も膨らんでいます。

1月は大きな反動減があるでしょうが、現状で2Qが1Q以下になる可能性の方が低いと思います。

 

広告配信事業から、ふるさと納税事業に綺麗にシフトチェンジ

ブロガーという立場でみると、ふるさと納税が絶好調なのはわかっていましたが、広告配信事業者としてのアイモバイルは微妙だなーと思っていました。

実際に決算を見てみると、

インターネット広告事業では、アドネットワーク事業、動画広告事業「maio」、代理店事業及びアフィリエイト事業等を展開しております。当第1四半期連結累計期間において、大型広告予算の縮小及びソーシャルメディアへの広告予算の拡大による市場環境の変化等が影響したことにより、売上高・営業利益は減収減益となりました。これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,735,164千円(前年同期比84.6%)、セグメント利益は186,505千円(前年同期比36.4%)となりました。

ということで、利益ベースで見ると大幅な減益でした。

ふるさと納税事業へのシフトチェンジがうまくいった感じですね。一旦、ふるさと納税でユーザーを獲得してしまえば、リピートが確実に狙っていける商材ので強いですね。

あと、「ふるなび」の広告は同社が運営している「アイモバイル」というASPを経由して皆さんも自分のブログ等で紹介可能です。

登録すれば、ふるなびの広告を掲載でき、運営サイトを通じて寄付が行われた場合、寄付額の一定割合を報酬として受け取ることができます。この時期は寄付をしたい人も多いので、爆発的な報酬も期待できますよ。