花粉症、辛いですよね。
2月も下旬となり、私の住む福岡は花粉がかなり飛散するようになりました……。
「花粉症対策ナビ」によりますと、スギ花粉は2月上旬くらいから飛散し始めるという事で、福岡辺りは結構ピークに近い感じでしょうか。
今年の花粉は飛散量が例年と比べて多いといわれていますが、その中で花粉症関連銘柄ってどうなのでしょうか?
- 4551鳥居薬品(抗アレルゲン治療薬)
- 8113ユニチャーム(マスク市場トップ)
- 3104富士紡HD(マスクや不織布などのメーカー)
こうした会社が挙げられますよね。実際、花粉の飛散量が多いとこうした銘柄は上昇するのでしょうか?
花粉症銘柄の株価推移を見てみよう
4551鳥居薬品
8113ユニチャーム
3104富士紡HD
※株価はYahoo!ファイナンスより2年チャートの形で引用
うーん。2018年-2019年の相場展開的に、2018年末に相場の暴落があったため、大きく下落しています。一方で、1月~は上昇傾向にありますね。この辺りは相場全体の流れに引きずられている感が強いですね。
相場の教科書的には「猛暑で花粉症銘柄を買え」と言われる
ちなみに、株式投資の教科書的な回答としては、花粉症銘柄は夏に買えといわれます。 理由として、「夏場の気温が高いほど、スギの雄花が大量に作られる」という点と「イベント投資としてはタイミングがずれていた方が良いため」という2点が挙げられます。
夏場の気温が高いほど、スギの雄花が大量に作られる
「猛暑=翌年の花粉がよく飛ぶ」という因果関係があれば、将来を予測できるわけですね。なので例年に比べて暑ければ翌年の花粉飛散量も多いだろうってことで株を買う理由になるわけです。
イベント投資としてはタイミングは早めがよい
花粉症シーズンに花粉症銘柄が注目されるだろうから株を買うというような運用手法を「イベント投資」と呼びます。
こうしたイベント投資は、その時期になって買うのは遅いです。実際に花粉症が話題になる時期はすでに買われていることが多いと考えられるため、早めに買う必要があるってわけですね。