私的経済ニュース解読

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株式関係書類の郵便爆弾に注意!Tポイント投資などの単元未満株取引・端株の書類地獄

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最近は色々なサービスで、単元未満株取引がよく利用されるようになっています。単元未満株取引というのは、1単元(100株)未満の株数で株式を売買できるサービスです。

日本の単元株は2018年10月1日で完全に100株に統一されていますが、一部の証券会社が提供している単元未満株取引を使えば99株以下(最低1株)から株を売買できます。

トヨタ自動車の株を買う場合、通常なら100株単位(約69万円)が必要になるところ、約6900円単位で売買できるわけです。

こうした単元未満株取引を使った色々なサービスも登場しています。

  • テーマ株投資
    色々なテーマ性を持つ会社の株を少量ずつ買う
  • Tポイント投資
    Tポイントを使って1株単位で株を買える

こんな感じです。面白いサービスなんですけど、注意点として「株式関係書類(株主関係書類)」という郵便爆弾が挙げられます。

あ、もちろん爆発物って意味じゃないです。

6月、12月になると自宅の郵便受け(ポスト)が株式関係書類で埋め尽くされることになります。お気を付けくださいませ(笑)

 

株式関係書類(株主関係書類)の郵便爆弾とは何か?

株をもって株主になると、株主に対して企業が様々な通知をしてきます。

  • 株主総会のお知らせ
  • 配当金のお知らせ
  • 決算報告

など。こうした書類は基本的にすべて郵便で届きます。

いや、数通、十数通ならいいんですよ。でも、単元未満株取引で小額投資をして調子に乗って50銘柄、100銘柄といったように数を増やすと大変なことになります。

封書とはいえ、色々な書類が入っているので結構分厚いんですよ。それが決算期になるとまとめて何十枚となるとポストに入りきらなくなることもしばしばあるわけです。

前述のように単元未満株取引を使えば、安い株なら数百円で株主になれてしまいます。そして、そんな1株株主にも資料は送られてくるわけです。

 

テーマキラー(S株Now)

単元未満株取引を活用して、テーマ性のある株に分散投資ができるサービスとなっています。たとえば、5G関連銘柄10社に分散投資をするといったことができるわけですね。小額で多数の企業に投資できます。

money-magazine.org

Tポイント投資

もっているTポイントを使って株を1株から購入できるサービスです。2019年4月にスタートしています。1株単位で、かつ手数料も割安に個別株に投資できるようになっています。

私も活用しています。月間50万円以下の買付なら実質的な手数料は無料にできるわけなので、ノーコストで単元未満株に投資をできます。

dp-invest.hateblo.jp

 

電子化してペーパレスOKとして人には特典でもつけてほしい

上記のようなサービスを使えば、数十、場合によっては数百銘柄に対して、数万、数十万という資金で投資ができてしまいます。そして投資をした会社の数だけ株式関係書類(株主関係書類)が届くことになります。

企業としてもたった1株しか株を持っていない人に、郵便料金を支払うのはかなり大きなコスト負担になると思われます。

2019年10月にはハガキ(封書)の料金も値上げされていますし……。株式関係書類(株主関係書類)を電子化して、電子化OKとした株主には、何らかの特典を付けるとかしてくれたら、喜んでするのになーと思います。