数年前から設立の話はありましたが、ついにスタートしました。
LINE証券株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役Co-CEO:落合紀貴・米永吉和)は、「LINE」上で取引ができる新スマホ投資サービス「LINE証券」を本日よりAndroid版にて先行スタートいたしましたので、お知らせいたします。
LINE証券株式会社は、「LINE」が持つ豊富なユーザーベースとテクノロジーの高さ、および、スマートフォンに適したユーザビリティの高いデザインと、野村グループが培ってきた金融ビジネスのノウハウを活かし、ユーザーの資産形成を中心とした潜在的なニーズに応える新しい総合証券サービスの提供を目指しております。
あまり期待していなかったですけど、期待値以下でした。残念。
投資対象が少ない
1株単位で購入できる日本の有名企業100社と、1口単位で取引できるTOPIX、不動産(東証REIT)、NYダウ、NASDAQ、金、原油などの指数に連動する国内ETF(上場投資信託)を9種類ご用意しました。
100銘柄しか投資対象じゃないです。しかもその中に野村HDとLINEは含まれないという(持ち株の関係上難しいのかも)。
手数料が不透明
手数料無料!って謳ってますけど、手数料無料じゃないです。
手数料は無料です。
ただし、当社が提示する価格は基準価格に取引コストとしてスプレッド(差額)を上乗せする方式としています。
スプレッド方式はFXとか為替取引では一般的ですけどね。株でやるのはどうなんだろう。
結局、曖昧な表現すぎて逆に怖いですね。夜間も取引できるみたいですけどメチャクチャスプレッドが広がりそう。
単元未満株取引ができるのはいい
1株単位で売買できるってところはいいですね。
ただ、最近はネオモバ(SBIネオモバイル証券)をはじめとして単元未満株取引をやれる証券会社も増えているので、あえて取引可能な銘柄数が少ないLINE証券使うメリットってあるのかなぁ、という感想です。
あえて、LINE証券っていう顧客をどれだけ取れるか?
LINEのアプリと連携して株を売買できるようにはなっていますが、あんまり手軽な感じはしないです。LINEはFolioとも組んで、LINEスマート投資という、同じ単元未満株取引を使ったテーマ投資のサービスもやっています。
こちらとの差異もそんなに感じられません。
全体的に見たらホント微妙な感じ。野村HD(野村證券)と組んだ肝いりのサービスなんでしょうけど、成功する絵が見えない感じがします。
野村證券的にはファンドネット証券、ジョインベスト証券に次ぐ3回目のネット証券参入。どうなんでしょうか。