日本経済新聞社が実施する日経金融機関ランキング2020年版(第16回)が更新されておりました。
日本経済新聞 2020年2月16日朝刊より引用
日本経済新聞社が全国の個人に聞いた日経金融機関ランキング(第16回)で、住信SBIネット銀行が顧客満足度で初の首位となった。2019年の前回は2位だった。今回の2位は東京スター銀行、3位はみずほ信託銀行で、割安な手数料を打ち出すネット銀行や老後の資産運用に注力する銀行が上位を占めた。(詳細を16日付日経ヴェリタスに) 住信SBIは特に利便性で高い評価を得た。運営コストが低いネット銀行の利点を生かした低金利の住宅ローンを提供する。預金残高や各種商品の利用に応じて、提携ATMでの出金手数料などを優遇するサービスも支持された。顧客がパソコンで取引を実行した際、スマホで承認するといった安全対策も好評だ。
日経金融機関ランキング(満足度調査)
- 住信SBIネット銀行
- 東京スター銀行
- みずほ信託銀行
- ソニー銀行
- セブン銀行
- ジャパンネット銀行
- イオン銀行
- 東邦銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- 伊予銀行
- 労働金庫連合会
- 城南信用金庫
- 楽天銀行
- 大和ネクスト銀行
- 三井住友信託銀行
- 野村信託銀行
- auじぶん銀行
- 大垣共立銀行
- 新生銀行
- 三井住友銀行
こんな順位になっていました。ちなみに過去の1位銀行も見ていきましょう。
- 2019年:みずほ信託銀行
- 2918年:みずほ信託銀行
- 2017年:イオン銀行
- 2016年:ソニー銀行
- 2015年:ソニー銀行
- 2014年:ソニー銀行・セブン銀行
- 2013年:ソニー銀行
- 2012年:ソニー銀行
- 2011年:ソニー銀行
- 2010年:ソニー銀行
- 2009年:ソニー銀行
- 2008年:ソニー銀行
住信SBIネット銀行は念願の1位
今でも上位にはいますが、ソニー銀行がすごいですね。今回首位となった住信SBIネット銀行は2位にランクインすることは、過去もありましたが、今回は念願の1位獲得となりました。
ネットバンク系だとジャパンネット銀行が6位というのはかなり健闘したイメージ。ランク外となることも多かったのですが、やはりオンラインバンキングに関する詐欺などが増えつつある中でセキュリティ面などが評価された感じなのでしょうか。
地方銀行も新顔が増える
また、東京スター銀行(第2位)は前回はランク外、8位の東邦銀行や10位の伊予銀行も同様です。最近は地方銀行もネット専用支店などを活用してサービス提供に積極的になってきています。
東京スター銀行はネットバンク比較ランキングでも1位を取っていますね。給振口座にすることで金利アップやATM無料といった特典があるようです。
記事ではリバースモーゲージも紹介されていました。リバースモーゲージは自宅を担保にお金を借りるタイプのローンです。最近では生前整理や終活、空き家問題などがクローズアップされることも増えて、こうしたローンの引き合いも強まっているようです。
調査方法
2019年11月21日から11月26日かけて、20歳代から60歳代の男女を対象にインターネットで実施(有効回答数10,529人)。主に利用する金融機関の満足度を、①接客・利便性(窓口対応やATMの営業時間、事務処理の迅速さなど)、②品ぞろえ・提案力(預金金利の高さや商品説明のわかりやすさなど)、③信頼性(セキュリティ対策や経営情報の公開度など)、④今後も利用したいかどうか、の4分野、合計23項目で回答。「大変満足」「まあ満足」「どちらともいえない」「やや不満」「大変不満」の5択形式から点数化。