私的経済ニュース解読

自分が気になったニュースを私の視点で文章にしていきます。

退職代行サービスの利用者が急増した理由とドライに退職できるメリット

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10連休となった2019年のゴールデンウィークを受け、退職代行サービスへの依頼が急増しているということです。

退職代行サービスというのは、退職手続きを代行してくれるサービスで、2017年ごろに見られるようになりました。

bokuarubaito.com

会社に「辞めます」ってのを代行サービス会社が伝えるだけなんですが、本人が言うのなら会社は文句の一つや二つ、あるいは引き継ぎ指示とかも出てくることでしょう。

代行会社(第三者)が「○○さんは退職します」と伝えられるだけなら会社側も、そうですか。としか言えないわけで、退職者からは意外と好評だったりします。

 

会社を辞めるハードル

昔は結構ハードル高かったように思います。

大きな会社とかだと、上司に伝えて、さらにその上司と面談して、人事部と面談してみたいな感じになるところもあります。

小さな会社でも、辞めるにやめられない雰囲気みたいなものがある会社もありますよ。

money-lifehack.com

そんな退職を容易にするサービスが注目されているわけですね。

 

5月病?連休で辞めたい人が続出?

引用元:GW“退職代行”に依頼急増 「10日間で人生考えるきっかけになっている」 | MBS

「やはり連休中はかなり多かったですね、依頼は。10日間で150件以上の依頼がありましたね。長期的な休暇の後というのは皆さん会社を辞めたくなる。いつもとは違うコミニティーに行って、改めて考えると思う。『本当にこのままで人生いいんだっけ?』とか。自分のキャリアとか人生について(10連休は)考えるきっかけになっている」(「EXIT」・新野俊幸さん)

 2019年のGWは10連休ということもあり、会社に行きたくない……となった人も多かったのかもしれません。

日曜の夜は憂鬱になりますが、10連休が終わりに近づくとその何倍も憂鬱になる人がでてくるわけです。

でも、退職したいというのを伝えるのもストレスですよね。

これまでは、「退職を伝えるストレス>連休後の憂鬱な気持ち」だったから辞める人も少なかったわけでしょうけど、ドライに退職ができる「退職代行サービス」が普及してきたことで、退職を伝えるハードルが下がってきたといえるわけでしょう。

 

年度替わりで利用するドライな人も

実際に、退職代行サービスを結構ドライに使う人も増えているようです。

引用元:日刊スポーツ  退職代行サービス需要急増

4月1日だけで10件の依頼があった。「4月1日は有休が新たに付与される会社が多い。そのタイミングで退職して、有休を全部消化する方が多い」。年度の節目にいきなり、となれば人事担当者ならエープリルフールかと思いたいところだろうが、そんな社内の風当たり、空気を読んで会社の人と顔を合わせずに済む代行を利用。令和時代には、こうしたケースも増えてきそうだ。

有給休暇の基準日になった時点で退職代行を使って有給フル消化で退職します!と伝えれば最強ですね。会社からすれば、最悪!ということで悪態も付きたいところでしょうが、退職代行を使われては何も言えません。

 

転職する人も

また、私が聞いたところによると転職エージェントとかの会社も転職が決まったら、退職代行の利用を推奨するというケースもあるようです。

エージェントとしても、転職先が決まったのに、勤務先に対象を告げたら強烈な慰留で転職がオジャンになるということを防ぐ為に、ドライに退職できる代行サービスを勧めるわけですね。

これは納得。

 

そんなわけで、退職代行というサービスはかなりの多くの人が使うようになっているみたいです。

大企業でも中小企業であっても零細企業であっても、それぞれで退職しにくい理由ってのはありますよね。それが雰囲気だったり、慣習だったり、人間関係だったり、パワハラだったりするわけです。

それが退職代行を使うことで、しがらみ無く辞められるというのは大きなメリットがあるのかなと思います。

 

最初は私も、えー退職を代行?って思いましたが、色々な話を聞くにつれて、意外とアリなのではないか。とも思うようになりました。