私的経済ニュース解読

自分が気になったニュースを私の視点で文章にしていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

三菱UFJ銀行が新規口座は原則デジタル通帳へ!紙の通帳を銀行が嫌がる理由と口座維持手数料

都市銀行の三菱UFJ銀行は新しく口座を作る人に対して原則として紙の通帳を発行しない、デジタル通帳を利用してもらうように変更するそうです。 NHKニュース 2019年5月30日(引用元) 会社によりますと、三菱UFJ銀行は、来月10日から、店頭で新たに口座を…

泉佐野市がふるさと納税の“裏側”を暴露。読み応えのある文書が公開

2019年6月からスタートする、新ふるさと納税について、色々と物議を醸しだしてきて、6月以降は新ふるさと納税から排除されることになった「泉佐野市」が、過去から現在までのふるさと納税に対する経緯や裏側などを公開しています。 一通り読みましたが、結構…

退職代行サービスの利用者が急増した理由とドライに退職できるメリット

10連休となった2019年のゴールデンウィークを受け、退職代行サービスへの依頼が急増しているということです。 退職代行サービスというのは、退職手続きを代行してくれるサービスで、2017年ごろに見られるようになりました。 bokuarubaito.com 会社に「辞めま…

NHKの受信料が初の7000億円超。NHKに有利な判決が続き契約増。今後も増収は続きそう

NHKが発表した2018年度の決算によると、受信料収入が前年度より209億円増加し、7122億円に達したそうです。5年連続で最高益を更新しており、事業収支差金(利益のようなもの)は271億円と従来予想の40億円から大きく上ぶれしました。 理由はいくつかあります…

保証人が分別の利益を知らされていなかったとして日本学生支援機構に返還請求。分別の利益とは何か?

日本学生支援機構が保証人に対して請求して返済してもらったお金(奨学金)をめぐっての訴訟が起こったそうです。 その内容はさておき、保証人になるときはその権利を知っておかないと問題になるわけですから、これを機会にしっかりと理解しましょう。

2019年6月からの“ふるさと納税の新規制”に伴う寄付ポータルサイトと上場3社に対する業績インパクト

2019年6月から、ふるさと納税に対しては ・地盤産品であること・返礼品の返礼率は30%以内であること が厳密にルール化され、認められない返礼品を提供する自治体は、ふるさと納税から排除されます(実際には、個人が寄付をしても寄付金控除が受けられなくな…

ファミマTカードの発行終了、ジャパンネット銀行のVisaデビット付キャッシュカードも発行終了

ファミリーマートは、2019年7月からファミペイを導入するため、2019年5月末をもって、ファミマTカード(ポイントカード)の発行を終了するそうです。 さらに、2019年5月20日でVisaデビット付キャッシュカード(ジャパンネット銀行)の新規受付も終了するとい…

2019年6月以降の新ふるさと納税、小山町、泉佐野市、高野町、みやき町の4市町は寄付金控除対象外へ

2019年6月から始まる、新制度のふるさと納税において、静岡県小山町、大阪府泉佐野市、和歌山県高野町、佐賀県みやき町については参加を認めない方向で総務省は調整に入ったそうです。 なお、東京都も外れるみたいですが、こちらはそもそも自分から申込しな…

フラット35を悪用して不動産投資を行う事案が発覚、バレたら期限の利益喪失?

フラット35は住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)と民間の金融機関(銀行)が連携して提供されている低金利な長期固定金利住宅ローンです。 参考:フラット35とは? 住宅購入時のローンは多額に上ることが多い一方で、リスクを抑えた長期固定金利のローン…

株式関係書類の郵便爆弾に注意!Tポイント投資などの単元未満株取引・端株の書類地獄

最近は色々なサービスで、単元未満株取引がよく利用されるようになっています。単元未満株取引というのは、1単元(100株)未満の株数で株式を売買できるサービスです。 日本の単元株は2018年10月1日で完全に100株に統一されていますが、一部の証券会社が提供…

2019年4月の株主優待のタダ取り(クロス取引)は逆日歩警報!逆日歩日数11日間の恐怖が襲う

株主優待のタダ取り(クロス取引)というものをご存知でしょうか? カンタンに言うと、「現物買い+信用売り」を組み合わせることによってわずかな株の売買手数料と貸株料くらいで株主優待を手に入れることができるという手段です。 株主優待には数千円、数…

ファミリーマートがマルチポイント化、Tポイント以外にてdポイントと楽天ポイントが導入。Tポイント陣営ピンチ

Tポイントとえばファミリーマート、ファミリーマートといえばTポイントといえるほどの蜜月関係にあったファミマとTポイントの関係が崩れました。 共通ポイントの盟主であったTポイントの求心力低下は続いており、良好関係にあったはずのファミマとも関係が危…

クオカードペイが1億円あたるキャンペーンを実施中。税金どうすんの?払えないよ?

ギフトコードを使ったスマホ決済サービスのクオカードペイが、すごい企画をやっています。なんと1名様に1億円分のクオカードペイの残高があたるというキャンペーンです。 一人に1億円です。100人で割るとかじゃないです。 宝くじが大好きな日本人受けしそう…

2024年からの新紙幣の導入と同時に考えるタンス預金問題

2024年に1万円札、5000円札、1000円札、それと500円玉が刷新されるそうです。 偽造防止のための刷新やユニバーサルデザインへの対応が主な理由なのだそうです。前回は2007年に行われているので、17年ぶりの実施という事になるみたいです。 (1)新たな偽造…

泉佐野市、4月になっても、ふるさと納税を継続……2019年の控除団体入りを諦めたか?

無くなり次第終了、100億円Amazonギフト券還元を謳っていた、泉佐野市、2019年3月末までで終了としていましたが、なんと4月2日より、再開しました。 キャンペーン最終日の3月31日に寄附が集中したことで、結果的に寄附したくてもできなかった方から多数のご…

三菱UFJ銀行が2020年の新卒採用を45%も抑制。合理化、IT化で消える職業が今後も増加する?

先日は45歳以上のリストラについて記事にして、今度は新規採用の抑制です。 人口減が進む我が国ではありますが、そのペースよりも早く職そのものが消えていっているような気がします。 2019年4月1日 NHKニュース 「三菱UFJ銀行」は、来年春の新卒採用につ…

45歳以上のリストラが大企業で進行中。希望退職や早期退職の募集が大規模の実施

先日、富士通が5000人もの配置転換からの早期退職が2000人という記事を書いていますが、さらに「45歳以上に早期退職を含むジョブ再配置の拡大」を発表しています。 日経XTHEC 2019/03/18(独自入手、富士通の4月機構改革と人事異動の骨子) 2019年1月末に締…

長期金利と短期金利の逆転の意味はなに?景気後退(リセッション)を市場が予想

一般的に、金利というものは「長期金利>短期金利」となっています。これを「順イールド」と言います。平常時はこの状況になります。 一方で「短期金利>長期金利」というなるような状況もあります。これを「逆イールド」といいます。これはマーケットが「将…

ふるさと納税で高収入の自治体への特別交付税減額を総務省が発表。見せしめ?

・大阪府泉佐野市・静岡県小山町・和歌山高野町・佐賀県みやき町 上記4自治体に対して総務省は特別交付税の交付額を大幅に減額し、不交付団体と同様に扱い、災害関連経費以外は交付しないという発表をしました。 大阪府泉佐野市・静岡県小山町・和歌山高野町…

ソーシャルレンディングのmaneoを投資家が提訴。一方で、金融庁は融資先開示について認める方向

インターネットを通じて個人がお金を出す、クラウドファンディング。その形態の一つで、「融資」を行うものを一般にソーシャルレンディングといいます。 個人が銀行のようにインターネットを通じて融資をして、その対価として金利を受け取るというビジネスモ…

株主優待銘柄のつなぎ売りと長期保有の前提条件が付く株主優待制度

株主優待制度は企業が自社の株主に対して自社サービスや自社製品を提供することで会社への理解を深めたり、投資家を自社のファン化して、商売につなげたり、安定株主になってもらうことなどを目的としています。 日本で独自に行われている制度で海外企業だと…

ふるさと納税に久し振りの旅行券が登場!HIS旅行券30%還元<佐賀県みやき町>

ふるさと納税のお礼の品から2019年1月で姿を消した「旅行券」久しぶりの登場です。佐賀県みやき町が、HIS旅行券をお礼の品として用意しています。 還元率は30%と、一昔前の50%よりは低下していますが、現在の状況ではこれがマックスで今後50%はありえないと…

PayPayのやたら当たるくじ(5回に1回無料)が終了。景表法違反の恐れとは?

PayPayの100億円キャンペーン(第2弾)においては、ヤフープレミアム会員向けの特典として「やたら当たるくじ」が実施されていました。 これはヤフープレミアム会員が5回に1回の確率で決済全額(上限1000円)を還元するというものでした。 これに対してPayPa…

企業向けの節税保険が終了? 過去の既契約も遡及して経費算入できなくなるって本当?

企業向けの節税保険に関しては、各社が売り止め(販売停止)としています。プラチナフェニックスのような保険料を損金(経費)とすることで、課税額(所得)を減らすという保険が国税当局より強く問題視されていました。 もともと、こうした保険はたくさん販…

花粉症の市販薬購入は年12000円以上で税制優遇が受けられる

花粉症ネタが続きます。 私は花粉症なので、毎年お薬が欠かせません。お医者にかかればよいのでしょうが、病院に行くのがあまり好きでないというのと、この時期は待ち時間が長いということもあり、薬局の市販薬に頼ることが多いです。 スイッチOTC医薬品(医…

花粉症シーズンが到来、花粉症銘柄に注目が集まる?

花粉症、辛いですよね。 2月も下旬となり、私の住む福岡は花粉がかなり飛散するようになりました……。 「花粉症対策ナビ」によりますと、スギ花粉は2月上旬くらいから飛散し始めるという事で、福岡辺りは結構ピークに近い感じでしょうか。 今年の花粉は飛散量…

ポイントの年間失効額はなんと数百億~1000億円超……ポイントは貯めるより使うのがもっと大事!

ポイントというとかつてはオマケ的な存在でしたが、近年は日本人の貯めることが大好きという国民性ともマッチしているのか、様々なポイントが存在感を高めています。 私自身も様々なポイントを貯めています。 ANAマイル/JALマイル 楽天ポイント dポイント T…

ふるさと納税寄付サイトの「ふるなび」がAmazonギフト券還元最大3%を実施!自治体はNGでも寄付サイトはOKなの?

ふるさと納税寄付サイトの「ふるなび」が寄付キャンペーンを実施します。2019年2月28日までに寄付をしていただくと、通常寄付額の1%分のAmazonギフト券還元を最大3%にまで拡大してくれます。 泉佐野市の閉店キャンペーンについては総務大臣からも苦言が出て…

泉佐野市が悪ノリ?ふるさと納税で返礼品+Amazonギフト券20%の独自キャンペーンを開催してしまう

大阪府泉佐野市は、ふるさと納税に大変積極的でした。2018年はAmazonギフト券40%還元の攻勢を仕掛けた静岡県小山町に、最強自治体の座を奪われましたが、2019年には「閉店キャンペーン」として積極的な寄付特典を打ち上げました! その名も「100億円還元!…

野村證券の最終赤字額が1000億円超、証券業界のガリバーと証券リテールの構造的問題

野村證券(野村ホールディングス)の決算は相当悪かったです。 最終利益は1000億円超の赤字転落、最終赤字額はリーマンショック発生の08年以来ということですので深刻です。 野村證券をはじめとした対面証券はリテール(対個人)の分野に構造的な問題があり…